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正座が出来ない膝の痛み。変形と原因について

・歩くとひざがきしむ

・膝が痛くて正座が出来ない

・頻繁に水が溜まる

・階段がつらい

・立ち上がる時に激痛が走る

 

現在このような症状でお困りの方はいらっしゃいますか?

 

当院の患者さんでも膝の症状で来られる方は少なくありません。

 

今回のブログを読んで頂くと、これまで自分では改善できなかった膝の痛みを緩和させることが出来ます!

 

また、施術者の皆さんも膝痛でお困りの患者さんに向けて、効果のあるセルフケアを伝えることが出来るのでぜひ最後までお付き合いください。

あなたの膝痛がどのレベルなのか?

膝痛から、悪化すると「変形性膝関節症」というものになります。

 

これは日々の生活の中で少しずつ長い年月をかけて軟骨や半月板が損耗し、多くの場合数年から、数十年かけて、

 

軽度(初期)→中等度(中期)→重症(末期)

の順に変化、進行していきます。

変形性膝関節症の進行度と症状

【軽度】(初期)

軟骨のすり減りが少なく、膝関節の変形は軽度。

症状→膝のこわばりや違和感、時々強い痛みを感じる。実はこの初期に最も強い痛みが起こりやすいといわれている。

 

 

 

【中等度】(中期)

軟骨のすり減りが進み、膝関節の変形が強まる。

症状→膝の曲げ伸ばし、階段の上り下りがツライ。膝が慢性的に痛むが、初期に比べると痛みは軽くなる。

 

 

 

【重症】(末期)

軟骨がほとんどすり減り、骨と骨が直接ぶつかるようになる。

症状→立つ、座る、歩くがまともにできず生活に使用が出る。痛みはかなり強いが全く痛みが出なくなる人もいる。

まずは、自分の膝、家族の膝、患者さんの膝が、どの程度の変形まで進行しているかを理解することが大切です。

注目するのは【膝蓋下脂肪体】!

変形性膝関節症は膝の軟骨のすり減りによって関節が変形して起こる病気です。

 

ですが、痛みに関しては膝軟骨が互いに摩擦しあって起きているわけではないのです。

 

なぜなら膝軟骨には痛みを感じる神経が通っていないから。

 

痛みの多くは膝関節を覆う関節包の内側(滑膜)の炎症が原因だといわれています。

 

半月板や軟骨がすり減ったり傷ついたりすると微細な摩耗粉が発生し、滑膜を刺激します。この刺激が起こることで炎症が起き、痛みを感じます。

 

そんな中、滑膜炎の他にも膝痛に関与している組織があります。

 

それが【膝蓋下脂肪体】です。

膝蓋下脂肪体には無数の神経が通っていて、ひざ関節の中で最も療痛を感じる部位であることがわかっています。

 

膝の炎症が続くと本来はやわらかくてプルプルしている膝蓋下脂肪体が線維化して固くなってしまい、線維化した組織は靭帯や筋肉と癒着してしまいます。

 

衝撃を和らげるクッションとしての役目を果たせなくなると膝の曲げ伸ばしがスムーズに出来なくなり、痛みを感じるようになってしまうのです。。

 

そうなってしまっても大丈夫!

 

線維化が起こり、固くなってしまった膝蓋下脂肪体を柔らかくして靭帯や筋肉との癒着を取る体操があるので、次回のブログでご紹介しますね♪