こんな症状ないですか?
- 年々、花粉症が辛い
- 夏バテしてしまう
- 流行りの風邪は必ずもらう
心当たりがある方は、必ず読んで下さい!
春は花粉症がつらくて、お花見どころじゃない。
梅雨は体が重くて、なんだかやる気が起きないし、
夏は暑くてしかたがないのに、クーラーで冷えてつらい。
このように、季節の不調に苦しめられる方は多いと思います。
一方で、花粉や猛暑、冬の寒さをものともしない人もいます。
それを、体質の違いだと思っていませんか?
今回は東洋医学の考えをふまえて、不調が起きる原因を解説していきます。
東洋医学的な結論から申し上げますと、不調の原因は
- 胃腸の不調(特に胃腸の冷え)
- 肝(肝臓)の疲れ
- 皮膚のバリア機能低下
がほとんどです。
東洋医学では気温や湿度の変化、ウイルスや細菌、花粉といった人体の外側にあって病気の原因になるものを「外因」と呼びます。
また、体の内側にある病気の原因を
「内因」と呼びます。内因は先天的なものもありますが、たいていは不摂生で、後天的に病気にかかりやすい根源を増やしてしまっています。その根源は具体的に言うと
「痰湿」「瘀血」「熱毒」といったものたちです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ryodoraku1986/39/3/39_3_97/_article/-char/ja/
↑東洋医学的病因の意義
- 「痰湿」
体内にたまった余分な湿気。ネバネバして、体の水分の流れを止めてしまいます。その結果、体がむくみやすくなるだけでなく、胃腸を弱らせ、頭や体デトックスするための通り道をふさいでしまうやっかいなもの。
- 「瘀血」
血のドロドロ。血の巡りが悪くなり、栄養や老廃物をうまく運べなくなった状態です。生理痛や生理不順など、婦人科系の病気の原因になることもあります。また、暑さをこもらせたり、花粉やストレスなどの不要物のデトックスが速やかにできなくなったりします。
- 「熱毒」
体内にたまった余計な熱のこと。皮膚や胃腸の粘膜の荒れや乾燥、湿疹、かゆみの原因になり、臓器や体のいろんな部位を弱らせてしまいます。
これら3つの「内因」は、食生活や日常生活の不摂生から生まれ、季節の不調を発症・悪化させる大きな原因となります。
次回のブログからは、「花粉」「熱中症」「夏バテ」「風邪」の4症状について、予防法などを解説していきます。