スタッフブログ

STAFF BLOG

顎関節症になる前に出来る正しいセルフケアの仕方3選

顎関節症になってしまう その前に

(この記事は2020年12月17日に更新)

(約7分で読める内容です)

『食事するときにじゃりじゃり音がする』

『あくびをするのが怖い』

『食事中も顎が気になってしまう』

『寝てる間に歯ぎしりしている』

そういった方へ向けて書いています

今回のテーマは

歪みや痛みの専門家である柔道整復師から学ぶ

『顎関節症になる前に自分でできる正しいセルフケアの仕方3選』

当たり前ですが人は自分でまともに食事がとれなくなってしまうとどんどん弱っていきます。

噛むことでしっかり脳に刺激を与えることが可能で子どもであれば集中力や発育を促すことも可能で高齢者であれば認知症の予防効果もあります。

セルフケアの仕方を学ぼう

今回の内容はそんな咀嚼(噛むこと)がうまくできない状態(顎関節症)になる前に、ご自身で対処していつまでも自分の顎で自分の歯で健康的に食事がとれるようにセルフケアの仕方をお教えしていきます。

短い時間ですが最後までお付き合い下さい。

結論から申し上げますと

『咬筋・側頭筋には休息を、外側翼突筋には協調性を与えましょう』

これだけ言われても何のことやらって感じですよね

咀嚼筋とは噛む運動に関与する4種類の筋肉のことです。

①咬筋(開口障害を起こしやすい代表的な筋肉)

②側頭筋(咬筋と共に開口障害を起こす代表的な筋肉)

③内側翼突筋(直接触れることができない筋肉で下顎の挙上と側方に動かす作用がある)

④外側翼突筋(直接触れることができないが下顎を前方と側方に動かす筋肉)

握力よりもはるかに強い噛む力

これらの筋肉は協調して働くことで前歯であれば25キロの力、奥歯であれば90キロの力を出すことができます。

ちなみに平均的な男性の握力は50キロ前後で女性なら30キロ前後

リンゴを握りつぶすには80キロの握力が必要とのことなので、噛む力がどれほど強いかがわかりますよね

咀嚼せずに食事はできません。

使いすぎたり、間違った使い方をすればひずみは徐々に大きくなり、それが顎関節症の症状として現れるのです。

今回ご紹介するセルフケアを実践すると咀嚼が楽になるだけでなく

顔の歪みの原因にもなりうる顎関節症を事前に予防することが可能です。

以下の方は要注意

それでは本編に参りたいと思います。

私が日々接骨院で歪みや痛みの施術をするなかで意外に顎関節の悩みを抱えている方が多いことに気が付きました。そういった人で共通するポイントがあったので

いくつがご紹介していきます。

□よく頬杖をついている

□仕事がデスクワーク

□よく足を組む

□地べたに座るときにはお姉さん座り

□立っているときに片足重心が多い

□寝るときは横向き、うつ伏せが好き

大体こんな感じの共通点があったのですが、これ皆さん何となくわかりますか?

これ実は骨盤がゆがむ方の典型的な日常生活の過ごし方なんです。

つまり多くの場合骨盤の歪みが土台としてあり、それをかばったり代償運動したりすることで土台の歪みの影響が顎関節にまで出るのです。

ですから顎関節症とまではいかなくてもその予備軍に該当する方はとても多くいるのです。

顎関節症について

顎関節症とは何かですが過去のブログにも記載していますがそちらから以下引用

顎関節症とは顎関節の開口障害のことで特に若い女性(20~30代)に多く、男性の2倍の発症率があります。

代表的な特有の症状は

①口を開け閉めする際に異音を感じる

②痛みがあり口を大きく開けにくい

③硬いものを噛むときに痛みが出る

3つのセルフケアをマスターしよう

顎関節症になる前に自分で可能なセルフケアをご紹介していきます。

セルフケア3つ

①過緊張を起こしている咬筋をほぐす

②過緊張を起こしている側頭筋をほぐす

これは両方とも円を描きながら指の腹を使って10秒×3セットほぐします。

③内側・外側翼突筋が正しく機能するようにエクササイズ

写真を使って解説していきます。

まずは下あごを前に突き出します。

※やりすぎ注意 ふざけてるわけではないです

それを左右にスライドを交互に繰り返します。

左にも同じようにスライドします。

※こっちは得意じゃないことが判明

突き出して左右10回×3セット

数週間で変化を実感

顎関節症予備軍もしくは軽度の顎関節症の方であればこの3つのセルフケアを毎日実践するだけ数週間もたてば変化を実感出来ます。

顔の歪みも解消されることも

 

ただしそれでも改善しないケースであれば専門的な施術が必要な場合もあります。

まずはこのセルフケアとエクササイズを毎日試してみてください。

 

いかがでしたでしょうか?

そんなに難しい内容ではなかったと思いますが本当に大事なのは『毎日継続すること』

数回やったぐらいではなかなか変化は実感できないかもしれませんがまずは2週間お試しください。

噛むことは大事ですが多くの哺乳類と同じで人間は二生歯性なので一度だけ乳歯から永久歯に生え変わります。貴重な永久歯ですので歯磨きもしっかりしましょう。

私はサメになりたい

ちなみに爬虫類やサメは多生歯性といって何度も何度も歯が生えてきます。

歯磨き要らずで虫歯知らずなんて羨ましいですね。

『芸能人は歯が命』(古くてすみません)

『一般人は歯と顎関節のセルフケアが命』

しっかり実践していきましょう。