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腰痛で寝たきりにならないために大腰筋が重要な4つのポイント

(この記事は2020年9月24日に更新されました)

『寝たきりで最期を迎えるのは嫌だ』

『最近運動してなくて足腰が弱ってきた』

『腰痛のない生活を取り戻したい』

この記事はそんな方へむけて書いています。

今回のテーマは

『腰痛で寝たきりにならないために大腰筋が重要な4つのポイント』

先に重要なポイントと結論をお伝えします

ポイント①寝たきりの黄色信号を見逃すな

ポイント②上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉

ポイント③歩行速度が落ちたら死期が近い

ポイント④大腰筋により直立二足歩が可能になった

結論から申し上げると

腰痛知らずで死ぬまで一生自分の足腰で過ごしたいのなら

『とにかく大腰筋だけは死ぬまでしっかり鍛えろ』

鍛えろだなんて強い口調で大変申し訳ないですがそれほど声を大にして言いたい内容なんです

そして一生自分の足腰でしっかりと地に足つけて生活がしたいあなたにぜひ読んでほしい内容です。

『寝たきりの黄色信号を見逃すな』

突然ですが以下のチェック項目にあなたは

いくつ当てはまりますか?

□最近ちょっとした段差でもつまずいてしまう(私の人生と同じ)

□運動らしい運動は思い当たらない

(茶碗とお箸を持つくらい)

□歩行スピードが以前より落ちた

(孫の三輪車の方が早い)

□座っている姿勢が猫背

(むしろ飼っているの猫のミーちゃんのほうがいい姿勢)

□階段は極力使わない

(階段って非常時に使うものだという認識に変わった)

□近所でも必ず車を使う

(車社会ってそういうことじゃないの?)

□駐車場は入り口付近のスペースをねらう

(まさに駐車場ハンター)

□腰やひざに不安を抱えている

(あとは老後の年金も不安)

□20代よりはるかに体重増加

(体重は増やすのも減らすのも大変)

□若いころに無理なダイエットをしてリバウンドした

(リバウンドを制すものがぜい肉を制す)

□最近太りやすくなった

(むしろ私痩せてた時期っていつ?)

□健康診断でメタボと診断された

(メタボでダメっぽい)

□BMIが25以上(体重÷身長÷身長)

□休日は大体一日中うちにいる

(韓流ドラマとAmazonプライムが悪い)

□基本的に運動嫌い

(運動を進めてくる奴はもっと嫌い)

□今は別に日常生活に支障もないし大丈夫だと自信がある(根拠のない自信だけ取り柄)

先ほどの声を大にしていったのとは裏腹に()内はちょっぴりふざけましたが

あてはまる項目が多い人ほど腰痛と寝たきりのリスクが高くなります。

医療エビデンスから総合的に考えると

40.50代から運動習慣をつけるかつけないかで健康寿命は3年くらい差が出ます。

足腰から老いは間違いなくやってきます。まずはしっかりと自分の体の危険信号に耳を傾けるようにしましょう。

上半身・下半身をつなぐ唯一の筋肉』

人は足から老化するという言葉があります。

ある調査では筋肉の減少率は上半身に比べると下半身はなんと1.5倍もあるのです。

減少率がここまで違うのですから足から衰えるということも納得がいきます。

さらにこの衰えから歩行時の歩幅が狭くなってしまうのです。

そしてその原因は一昔前までは下肢の筋力が全体的に低下したためとされていました。

しかし近年の研究ではその中でも特に歩行能力の低下に関係する筋肉の存在が明らかになりました

それが上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉

『大腰筋』なのです。

『歩行スピードが落ちると死期が近い』

さきほどの説明にあった大腰筋ですが、この歩行スピードにも関係してきます。

歩行スピードはピッチ(歩調)と歩幅によって決まります。

実はこのピッチは特に年齢の影響を受けません。ということは

歩幅が狭くなることで歩行スピードが落ちるのです。

さらに歩行に関する研究データがあるのですが早く歩ける人と早く歩けない人の10年生存率を追跡調査した研究において衝撃的な結果が明らかとなりました

65歳以上で亡くなった1万7千人のうち10年後の生存率

早く歩けた人

1.6m/秒時速5.7km)

男性87% 女性91%

早く歩けない

0.2m/秒(時速0.7km)

男性19% 女性35%

なんとこれほど生存率に開きが出たのです。

つまり早く歩けなくなってきた場合には生存率が大幅に下がってしまうのです。

『大腰筋により直立二足歩行が可能になった』

人間とサルは基本的に同じ筋肉を持っていて位置やつき方も人間とほとんど変わらないそうです

1か所の例外を除いて

その例外が『大腰筋』なのです。

同じようにサルにもあるのですが付着部位が大きく違います。

ですのでこの直立二足歩行のカギとなった大腰筋が衰えることで

直立二足歩行がまともにできなくなり、いずれ寝たきりになるのです。

まとめ

  • 腰痛や寝たきりへの黄色信号は日常生活のちょっとしたことに現れる
  • 大腰筋の老化によって歩幅が狭くなりその老化は下肢に現れやすい
  • 歩行スピードが落ちると寝たきりや死期が近い
  • 直立二足歩行を可能にさせたのは大腰筋

大腰筋は偉大だよう

それではまた次回お会いしましょう。