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不妊治療を諦める前に最後に試したい鍼灸治療

金銭的にも精神的にもつらい

(この記事は2020年12月22日に更新)

(約7分で読める内容です)

不妊治療には健康保険の適応になるものとならないものがあります。

治療が長引けば長引くほど金銭的にかなり苦しくなってしまう方も多く、実際お金が続かずに子どもを諦めてしまうケースもあるのです。

現在不妊に悩むカップルは6組に1組。

そして24人に1人は体外受精で生まれています。

さらに世界一体外受精の実施件数が多いのにも関わらず出産率は最低レベル。分かりやすく言えば

『妊娠できない不妊治療が世界一行われている国』

それが日本です。

ということで、これほど少子高齢が進む日本で、今後を担う次の世代に

『命のバトン』を渡すため

身体の専門家である私が鍼灸師としてできるアドバイスをしていきます。

過去のブログも要チェック

前回の内容に引き続き不妊症について第四弾です。

今回のテーマは

『不妊治療を諦める前に最後に試したい鍼治療』

今回はどんな流れで不妊治療が進んでいくのかと?それぞれの不妊治療の方法にどの程度お金がかかるかをご説明いたします。

 

不妊治療についてもっと詳しく知りたい方は過去のブログでも解説しておりますので

第一弾『鍼灸師が考える不妊症の原因と年齢別の割合』

第二弾『妊娠するために不妊治療中や妊活中に気を付けたい生活習慣』

第三弾『子どもが欲しい妊活中のあなたが知っておくべきツボ3選』

あわせてチェックしておきましょう。

悩んでるのはあなただけじゃない

このようなお悩みはありませんか?

『不妊治療のゴールが見えない』

『金銭的にも精神的にも疲れてしまった』

『いっそもう二人きりでもいいかな』

『諦めたくないけど、不妊治療がつらい』

『一旦期間を置いてからまた挑戦したい』

『もうそろそろ諦めようと思っている』

 

今回はそのような方へ向けた内容になりますので是非最後までお付き合いください。

 

この内容を知ることで今辛い思いをしながら金銭的にも精神的にも追い込まれている方の気持ちが少しでも楽になればと思っています。

最後に鍼灸で体質改善しませんか?

結論から言うと

『諦める前に最後に鍼灸で体質改善しよう』

どういうことかというと、以前のブログでもお伝えしたのですが

鍼灸治療の得意分野といえば血流の促進と自律神経の調整です。

この二つを調整すると『冷え』を解消して妊娠しやすい体質に改善することも可能なのです。

その前に不妊治療というものがどういうものかということですが大きく3つあります。

あわせて1回あたりにかかる費用も記載しています。

不妊治療の方法と費用

①タイミング法

経腟超音波検査による卵胞発育の確認、血中あるいは尿中黄体化ホルモンでLHサージの有無を確認して医師が排卵日を予測し性交のタイミングを合わせる方法。

妊娠の確率が最も高いのは排卵日の1~2日前なので、排卵5日前から排卵当日までに3回以上性交すると妊娠率が高い。

保険適応で1回数千円程度

②人工授精

採取した精子を遠心分離器にかけ、運動性の高い精子を回収して子宮内に直接精子を注入する方法である。調整後40~80分以内に子宮内に注入することが推奨されている。

保険適応外で1回1~4万円程度

③体外受精

身体の外に卵子を取り出し顕微鏡下で受精させる方法

保険適応外で1回20~60万円程度

不妊治療のスケジュールの目安

それでは実際どういった流れで進んでいくのかについて説明していきます。

不妊治療のスケジュールは女性の年齢と卵巣予備能と精子所見を踏まえ患者さんの妊娠に対する希望とあわせて決定します。

 

一つの例として

①35歳未満

卵巣予備能が充分 精子所見も問題なし

タイミング法→人工授精→体外受精

②35歳以上40歳未満

卵巣予備能が低下 軽度男性不妊 

人工授精→体外受精

③40歳以上

卵巣予備能が著しく低下 重度男性不妊 

いずれか該当 体外受精

 

年齢的に若かったり、特別な異常がなければ費用負担の少ないタイミング法から始まるようですが、

異常があったり、年齢があがってくる場合であれば人工授精や体外受精が最初から推奨されることもあるようです。

 

体外受精ともなれば健康保険も効かず1回数十万単位での出費ですから金銭的にも精神的にもかなりつらいのは容易に想像できますね。

原因不明でも原因は必ずある

不妊と言っても原因がわからないケースも全体の11%とかなり多くあります。

ただしこの原因不明な状態は『西洋医学的な見立てでは原因不明』というだけなので原因がないわけではないのです。

つまり西洋医学的に原因がわからないんだったら東洋医学的な見立てで

原因を見つけてあげればいいというのが私の考えです。

もちろん医学的な根拠からするとそんなことで妊娠するんだったら誰も苦労しないとバカにされるかもしれません。

しかし実際体の中の仕組みでわからないことなんていくらでもあるのです。

最初から西洋医学的な検査もろくにせずに全部鍼灸で妊娠可能ですなどというつもりもありませんし、限られた大事な妊娠可能期間を大事に使ってほしいと思っています。

 

だからそれまではあくまで鍼灸はサポート的な役割で良いと思います。

しかしいろいろ不妊治療を試して、その上でもう諦めてしまおうかと思うくらいのところまできているんだとしたら、

最後に『体が本来持っている力を最大限に引き出す鍼灸』

試してみませんか?

お近くの鍼灸院にご相談ください

もしあなたの体が異常というまではないものの妊娠しにくい状態になってしまっているのであればまずは体を本来あるべき状態に戻してあげることが先決です。

それは以前ブログでお伝えしたツボを使うというものではなく本格的な鍼灸治療が必要になってきます。

ぜひお近くの鍼灸院で不妊治療や体質改善のサポートが受けられるかを確認してみてください。

いかがだったでしょうか?

今後も妊娠に向けて不妊治療中の方や、妊活中の方に役立つ情報を随時公開していきますのでブログやインスタをチェックしてください。

あなたの周りにもこんな方いらっしゃらないですか?

お金が続かずに断念した人が、やめた途端に自然に妊娠したり、

不妊治療をやめている期間に妊娠したり

このような話は実はかなり多いのです。

もしなかなかうまくいかずに大きなストレスを抱えているのであれば一旦一息つくのも悪くないかと思います。

積み重ねられた信頼の歴史

東洋医学はエビデンスには欠けるので、西洋医学に偏った医師からすると全く理解できないと思いますが、鍼灸や東洋医学には積み重ねられた長い歴史があります。

効果のない民間療法は時代と共に必ず淘汰されます。

長い歴史の中で治療法としていまだに残っているのはこれまで多くの方を助け、結果を出してきた証だと思います。

いろいろ試してみたもののダメでもうあきらめてしまおうと思っているなら、

最後の選択肢として鍼灸による不妊治療をぜひお試しください。