甘くみると後悔する肩こり
(この記事は2021年1月19日更新)
(約7分で読める内容です)
皆さん、肩こりとは病名ではなく症状だということはご存じですか?
ただの肩こりだと思って放置していると、その裏に重大な疾患が隠れているケースだって実は意外にあるのです。
一般的な症状だからこそ見逃してしまいそうな疾患を見落とさないようにしましょう。
肩こり症状を伴う疾患の一例
【整形外科分野】
①頚椎症 ②頸椎ヘルニア ③後縦靭帯骨化症 ④肩関節周囲炎 ⑤胸郭出口症候群
【内科分野】
①循環器疾患(高血圧・狭心症・心筋梗塞)②緊張性頭痛 ③自律神経の乱れ
【歯科分野】
①虫歯 ②歯周病 ③顎関節症
【精神科分野】
①うつ病 ②心身症
一例なので全てではないですが実はもっと多くの疾患で肩こり症状が現れます。
場面ごとの肩こり撃退体操
ということで今回のテーマは
デスクワークで肩こりに悩む30代女性に効果的な体操3選です。
かなりピンポイントですが、
①デスクワーク(座り仕事)
②女性(家事)
③30代~40代(子育て)
実際この3つの条件が重なった時に多くの方が肩こりに悩まされています。
今回は皆様が日常生活の中で少しでも取り入れやすいようにデスクワーク・家事・育児というそれぞれの場面に分けた肩こり撃退体操をお伝えしていきます。
健康的に肩こりを撃退する
実際このようなお悩みはないでしょうか?
『デスクワークで慢性的な肩こりが以前からある』
『同じ姿勢が続くと肩こり頭痛と肩こりが出る』
『昔から姿勢が悪くうつむきがちで暗い印象を持たれる』
『肩こりがつらくなると仕事に集中できない』
『鏡で見ると肩の高さに左右差がある』
『昔から猫背といわれていて姿勢の悪さも自覚がある』
『首と肩回りがいつもパンパンでたまに痺れもある』
このような方に知ってほしい今回の内容はこれからお伝えする肩こり撃退体操を毎日欠かさず、しっかり実践していただくだけであなたはつらい肩こりから解放されます。
そして、いつまでも若々しく美しいプロポーションで健康的に年を重ねることができます。
大切なのは『頭の位置』
デスクワークの方に多い肩こりの改善方法ですが結論から言うと
『頭を中心で支える』
『私の頭はからだの中心にないの?』
そうなんです。肩こりに悩まされている方の大半は、体の中心(重心)よりも前に頭の位置があり常に後側の筋肉が緊張状態を作ることで頭が前に転がっていかないように支えています。
この頭の位置を重心に近づけて体の中心の軸に頭がちょこんと乗っている状態が作れれば楽に頭を支えることができます
あなたの姿勢が猫背かどうか簡単にチェックすることができます。以下の写真のように壁際に立ってかかとをつけて視線は前に持っていきます。
この時に踵とお尻と背中と後頭部が壁に接地していれば問題ありません。
もしこの時に後頭部に隙間があった場合は猫背になっている可能性があります。
場面別の効果的な体操
肩こりがある人はかなりの確率で猫背になっています。デスクワークだとどうしても目線が下がり骨盤が後傾してしまいます。
猫背の原因というのは首肩周りだけでなく体の土台となる骨盤が原因となっていることが非常に多いです。
このエクササイズを実践して、しっかりと骨盤をたててあげましょう。
肩こり撃退体操第1『仕事編』
①片足を反対側の足に乗せる(股関節を開き、4の字に組む)
②足を胸に引き寄せ、15秒キープする
肩こり撃退体操第②『家事編』
①両手を挙げて、肘を斜め後ろに向かって引いていく
②上げ下げを15回行う
窓拭きやテーブルを拭くときには大胸筋や肩甲骨周りの筋肉に、刺激を入れる絶好のチャンス。
肩こり撃退体操第③『育児編』
子どもと遊びながらできる肩こり解消エクササイズ。子どもの相手もできてさらに肩こりも解消されるなんてまさに一石二鳥。
①肘を伸ばしたまま、肩甲骨の動きを意識して腕を回す
(子どもとキャッチボールしながらやっても良いですね!)
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した肩こり体操ですが、もしこれでも全く症状が変わらないという方や、症状がどんどん強くなっている方は、冒頭でご紹介した別の疾患も考えられますので、その場合は専門機関の受診をお勧めしています。
症状が改善される場合は姿勢や筋力低下が問題になっていることが多いので、是非場面ごとに毎日実践してみてください。
他にも肩こりに関して詳しく知りたいということでしたら、他のブログでもご紹介しておりますので是非チェックしてみてください。
『大きな胸の女性特有の肩こりを解消する秘訣は胸でなく背中にあり』
『授乳中の女性必見。マッサージ受けなくても肩こりを解消できるセルフケア3選』
などなど他にもたくさんあります。
健康情報についてまだまだ詳しく知りたいという方はYouTubeでもご紹介していますのでこの機会にぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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